ラボについて

一般社団法人むろらん100年建造物保存活用会有志メンバーによる、絵鞆小学校保存活用を考えるラボです。私たちは、歴史的建造物、博物館は、まちのアイディンティティであると同時に、市外の人たちへの自己紹介であり、まちの顔であると考えています。
(絵鞆小保存活用の全国署名Change.orgはじめました。ぜひよろしくお願いします。

このサイトでは、売却、取壊し、宅地化の危機にある、旧絵鞆小円形校舎についてこれまでの経緯と文化財としての価値を解説しています。

円形校舎の足元に眠る縄文遺跡は、世界遺産に連なるものです。
もし、取り壊され、グランドが宅地になれば、密集した宅地に1棟のみの円形校舎になります。
いま、橋の左側に豪華客船のバースをつくる構想が進んでいます。
もし、一体的な活用が出来れば、人口の急激な減少が続く室蘭の観光価値を一気に上げることができるでしょう。まちの活性化にもつながるでしょう。

2018.6.5   室蘭民報社が社説で保存活用案を提示
2018.6.29 NHK北海道中ひざくりげで全道放送(安田顕さんが出演)  ※絵鞆小の思い出集はこちら
2018.7.4 室蘭市は文化財審議会での全会一致の保存活用答申を無視したため、公示前日に審議会開催
2018.7.5 旧絵鞆小・売却公示 価格最低価格は1256万3千円(固定資産税110万円/年)土地なし条件付き
2018.7.6 室蘭の円形校舎 売ります 旧絵鞆小学校の校舎と体育館 市が公募(2018.7.6) Yahoo!News

これまでの経緯、考え方を早く知るために、絵によるわかりやすい解説を書きました。こちら(クリック)からどうぞ。

ラボ案は、魅力をつくって例えば年間20万人で500円入場料で1億稼ぐことで、補修費及び運営費が維持でき、まちの記憶と空間を残せるというものです。これは、市民の財産として保存活用する声は室蘭民報の社説でもなされました。

ポイント
絵鞆小学校2棟円形校舎は、マスコミ・文化財関係者などから関心の高い、さまざまな価値を感じる建物、グランドであるにも関わらず、学校であった特性から、卒業生及び関係者以外、“入った人がほとんどいない”ことです。
すべての前提として、この事実は重要です。市は、市民に機会を与えるべきです。

残念ながらこれまで室蘭市は文化財をことごとく壊してきました。(例 大正期に発掘してきた縄文遺跡が多数あったにも関わらず、ほとんどを宅地化し文化財としての存在をなくしてきました。)絵鞆小は、市の宅地化計画にも載らず、遺跡も残るこの地域。そして、貴重な絵鞆小建物は、この体質が象徴された課題です。

問題点 現在、円形校舎2棟周辺に縄文遺跡が残ります。
そのため、土地は売却しません。
文化財審議会では、かつて縄文遺跡が残るグラウンドを含め、残すべきと全会一致で答申
H22に耐震結果が出ており補修箇所は明確
H27に署名が提出 保存活用への市民の声は多くあり
しかし、市は当初からグラウンドの宅地化を目指している模様
意図的に市民の声を無視し、耐震を無視、審議会も無視してきた模様
周辺の観光化のビジョンも見えないため、運営の環境が整いにくい

ぜひご一読ください。

室蘭民報社も保存活用と社説に

2018.6.5室蘭民報社説で、旧絵鞆小円形校舎保存活用へ提言がありました。
使い方は公共的ですが、ほとんどラボの主張と変わりません。

市民からも意見

官民一体で絵鞆小活用を

先日、NHK北海道中ひざくりげの室蘭特集で、俳優で室蘭ふるさと大使の安田顕さんが絵鞆小で出演し、観光にもなるし、残しておいてほしいな、モノって自分たちが生きてきた証しみたいなもの、と目を潤ませながら言っていて、(私は)泣けてきました。
市は、売却とし、土地無しの建屋だけで、1200万円余りとしていますが、私は6月5日付の本紙論説がいう官民一体で活用するのがいいと思います。補修費などはそうやって財源を確保するチャレンジがあっていいのではないでしょうか。客船バースには観光が必要でしょう。
これまで「教育」の立場から閉校後どうするか考えてきたのだと思いますが、安田顕さんや他の人もトークで言っていますが、「観光」となると見方が変わると思います。全国でやっているように官民一体となって、近隣都市の流動人口を収入源にすることも必要では。市長はいろいろ大変でしょうが、遅くありません。勇気ある決断に期待ます。
(青山市長に期待する室蘭市民)

<2018年7月4日夕刊>


<2018年7月4日夕刊>

問題になっていること

署名:閉校前の段階で、市民はその価値の重要性を訴え、署名のほか、保存活用のために様々な活動がされてきました。
価値と耐震:閉校(H27)直後から市は、耐震を理由に閉鎖しました。しかし、H22年の段階で耐震補強する場所はわかっており、放置してきました。
H28年、敷地からは縄文遺跡、縄文人骨などが発掘され、縄文遺跡群であったことが改めて証明されました。これは世界遺産として登録を目指している南北海道・北東北縄文遺跡群に連なるものです。

文化財審議会:一方、H27-29まで、市教委・文化財審議会が、2つの円形校舎とグランドを一体として活用すべきという結論を全会一致で出しました。しかし、青山市長・市教委はこれを無視し、議事録も非公開とし、売却又は取り壊しという方向へ進んでいます。グランドも貝塚でしたが、整地のためいまは遺跡はなくなったとされ、宅地化計画が進もうとしています。
これまでの経緯、考え方の絵によるわかりやすい解説はこちら(クリック)からどうぞ。

売却案
議会で市長の独断だと厳しい意見、質問がされました。
また、市で保有し、文化財として活用すべしと、2つの市民団体が交渉してきましたが、売却を突き進もうとしています。問題は以下の悪条件。

2018.7.5から公募予定
2018.6議会で出された、売却案は、2棟で1256万円3千円(根拠不明)、固定資産税2棟で110万円、しかし「土地は売らず、補修せよ、まちの活性化を考えよ」という、方針です。売却できない場合は、取り壊しの道です。詳細は、ブログ。議会の模様はこちら

 

ラボでは
この校舎は、市民の財産であり、
●まず、市は、この円形校舎を見学する機会をまずは市民、そして道民に与えることが重要だと考えます。
●次に、文化財審議会の答申を無視し、個別委員に話しましたと言い訳するのではなく、審議会を開き売却を議論するべきだと考えます。  ・・・これに関しては、議会で質問され、委員から開催要請があったため仕方なく、売却入札公示予定2018年7月5日)の前日の7月4日に審議会を行う予定です

●校舎及び遺跡は、市民を超えて、道民、国民にとっても文化財的な価値、魅力を持っている可能性があると考えます。
●客船バースの話もあり、博物館的な役割が期待できる。(下写真参照)

とにかく各社テレビ局、新聞社などのマスコミが何度も取り上げ魅力を発信しています。
以下、詳細経緯とラボ案です。特に文化財審議会を見ると、この展開に驚くでしょう。

これまでの詳細経緯

①閉校前から「署名」が提出(蘭歴建見会)され、市は尊重すると受け止める。
②室蘭工大の調査で「市民は残すべきが多数」と報道(北海道新聞)。

学校建物は市の所有するものであり、その後、どうするか市民は市の動向を見守っていた。

③市教育委員会が市文化財審議会に審議を委託(H27-29)し、H28審議会では「全会一致で保存活用」を結論。

 ※ 全会一致で保存活用と結論した室蘭市文化財審議会の議事録3年分(非常に重要)が閲覧、ダウンロードできます。こちら。熱い会議です。
室蘭市文化財保護条例に基づいた会議

④旧絵鞆小活用プロジェクト(三木代表)から事業計画書提出(H30・1)。
⑤その直後に行われた、市文化財審議会H29(H30・2開催)では、なぜH28に全委員が意見した旧絵鞆小の保存活用が進まないのかと不快感。
⑥その直後(10日後)、市は「売却」案を提示。
※しかも、短期の入札期間、高額の補修費、入札厳しい悪条件。審議会無視。

⑦やむなく、ラボから市に要望書提出。
市長・議員全員・教育長に提出(ダウンロードできます)

2018.2.23  第一回要望書 ・・・市の資産価値とは何か?+意見等
2018.3.5  第二回要望書 ・・・市の公的責任とは何か?+意見等
2018.3.8  第三回要望書 ・・・官民で存続案(特にお金面)
2018.3.9  第四回要望書 ・・・市議会議員へのお願い
要望書の議会への提出に関して、朝日新聞に掲載されました

⑧議会で審議。市へ問題だという発言相次ぐ。
3月12日総務常任審議会での旧絵鞆小の質疑が、HTBニュースで公開。
※新聞報道8日、12日(こちら
※議会の速記(こちら) 厳しい質問相次ぐ。
※本来、市の管理責任において補修耐震を行うのが責務
※この市「売却」案は議会では議決されていない

⑨北海道新聞社による旧絵鞆小記事。(下記、国枝教育長・三木氏の対談風記事)
重要なポイントは、市は歴史的価値、文化財への価値認識がまるで出来ていないこと。
※まったくかみ合っていません。

市はH22に耐震は簡単にできることを知っていた(市の耐震調査データ結果)ことが明らかに。こちら
三角形の補強で済み、致命的な状況ではない。

⑪以下、ラボの補修費、運営費案。
お金が無いからできません、という議論ではなく、稼ぐことを考えた建設的な意見が必要。
以下の条件は、官民一体となれば、実現不可能ではありません。

⑫市の売却案が提示
こちらをクリックしてください。⇒リンク先へ

市教委とは平行線(下の記事)

 

Change.orgはじめました
※ラボのChangeが室蘭民報朝刊(2018.2.20)に掲載されました。

【Change.net署名趣旨】
北海道室蘭市にある全国的にも貴重な旧絵鞆小学校(2棟連なるツイン円型校舎)の保存活用を実現するために、立ち上げました。

特徴的な2棟は、ドラマ「マザー」などのテレビ番組のほか、映画でも利用され、撮りフェス でも人気スポットです。
室蘭市は、右側の1棟は保存を決めていますが、左側の1棟は耐震性の観点から譲渡を含め良い案が無ければ、取り壊される可能性があります。
同じような円型校舎で、救済された円形校舎には、朝日小学校 旧明倫小学校円形校舎 があり、それぞれ国の文化財、民間によるフィギュアミュージアムとして保存活用されています。
現在、市民団体の1つが住民の署名と活用案を提出しているほか、市のパブリックコメントにも意見が上がっていますが、まちを動かすほどには至っていません。
そこで、その価値を多くの方にご理解いただき、保存活用への賛同と活用アイデアを市に提出し、保存活用へと結びたいと考えております。

★芸術祭への価値★
2020国立アイヌ博物館のオープンに伴う様々な動きの一つに芸術祭があり、胆振の一部の自治体や胆振総合振興局も興味を示しています。
昨年、瀬戸内芸術祭アートディレクー北川フラムさんも来蘭され「芸術祭が地域を元気にする」と講演され、絵鞆小学校も視察。
全道の廃校も芸術家のアトリエ等々利用されています。
飛生芸術祭も廃校利用!廃校(絵鞆小学校、アイヌの子弟の学び舎でもあった)は地域の宝であり北海道命名150年、先人の偉業を讃え、後世に引き継ぐ価値があると考えられます。
円型校舎も、グランドも、芸術祭に生かされることもできるでしょう。


ご意見のお願い

絵鞆小学校の2棟保存についてぜひご意見ください☆彡
一人でも多くのご意見を募集しております。
一言でも、声があるということが行政に伝わることは大切な1歩です。
2018年の議会が正念場です。

売却、取り壊しになる前にご意見をよろしくお願いいたします。
ご記入はこちらへ。

この絵は、2016年ワークショップで出された意見を集約したものです。
参考まで。

もし、取り壊され、宅地化されれば、この写真のようになるでしょう。

耐震だけで言えば、全国の歴史的建造物のほとんどは現在の耐震基準に合いません。
これは、国土交通省が緩和の動きを見せています。
特に、室蘭市役所、議会建屋は、耐震基準に合わないにも関わらず、現在でも運用しているという事実もあります。


新聞の1つをご紹介(朝日新聞)

デジタル版はこちらから。


NEWS!

2018.6.29 NHK北海道中ひざくりげで全道放送
2018.6.19 議会で売却案
2018.6.5   室蘭民報社が社説で保存活用案を提示
2018.5.20 市の絵鞆小円形校舎・売却案が提示
2018.5.19 市のH22耐震データが明らかに
2018.2.17 廃校活用を考える講演・WS(3月17日予定)
2018.3.8   議会への要望書についてラボが掲載されました(朝日新聞)
2018.2.12 【緊急・シェア希望】絵鞆小・保存活用案募集! 
2018.2.11 工都見守り60年揺れる存続・旧絵鞆小学校(朝日新聞)

2018.1.16  絵鞆小円型校舎「2棟保存を!」の論説掲載

2018.1.11   保存活用案、室蘭市に提出
2017.12.19 絵鞆小学校パネル展のお知らせ ★★★★★
2017.12.16 絵鞆小学校建屋の存続?に関する記事 ★★★★
2017.11.20 学ぼう!絵鞆貝塚 円形小学校の下に眠る縄文遺跡講座ご案内
2017.8.11 道の駅「みたら室蘭」にて旧絵鞆小パネル展
2017.5.20 絵鞆小学校のパブリックコメント公表  ★★★
2017.5.19 参加募集・絵鞆小学校の見学会(2017.5.27)  ★★★
2017.4.07 室蘭民報朝刊に本ラボが掲載されました。
2017.3.25 絵鞆小学校が放送されました。
2017.3.24(16時~)本日 STV・どさんこワイドにて、絵鞆小学校が放送されます!
2017.3.24 北海道新聞朝刊に本ラボが掲載されました。
2017.3.10 縄文学習会で絵鞆貝塚は全国屈指の縄文遺跡と重要性が報告されました。
2017.3.09 室蘭市教育部長が解体も含めて方向性を模索すると初めて言及しました。
2017.3.08 絵鞆小学校の保存活用を考える会が初会合を開きました。

 

 


ラボ代表からのメッセージ

ラボでは、全国でも珍しいツインの円形校舎として、今後、室蘭市だけではなく、北海道、日本の資産となると考えます。

本ラボでは、

として、絵鞆小学校の価値を提示し、保存活用を進めるための研究、調査、情報・意見募集等、行ってまいります。

特に、お考えいただきたいことは、第三次産業である観光は、歴史・文化といった教養的、情緒的価値がキーになるということです。
人の感情が動き、知が働くことが、世界GDPの9%にもなる大きな産業になっているということです。
感情、知の“引力”になるものが、21世紀の資源です。

この視点は今後とても重要になります。
北海道、日本の中にあるこの風景・資産を活かすか殺すか。
私たちは、活かすべきだと考えます。

また、歴史を大切にする街、地域、国と思われるかどうかは、世界から「人としてのレベル」を問われていることだと考えます。

 

ラボ代表

村田正望
関 浩勝
(共に絵鞆小学校出身)


 

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