さまざまな遺産の可能性について検討する中で、「北海道遺産」の位置づけは重要です。
旧三菱合資会社室蘭出張所はもちろん、絵鞆小学校を北海道遺産に残す方向も模索していけないかと思います。
では、北海道遺産とは何でしょうか?
北海道遺産について、NPO法人北海道遺産協議会事務所から引用し簡単にまとめました。
NPO法人のリンクはこちら。
1.北海道遺産とは?
「次世代に引継ぎたい北海道ならではの宝物」、それが北海道遺産です。
豊かな自然や北海道に生きてきた人々の歴史、文化、生活・産業など様々な有形無形の価値の中から、
●平成13年10月の第1回選定で25件
●平成16年10月の第2回選定で27件が選定。
計52件の北海道遺産が誕生しています。
2.「北海道遺産構想」とは?
北海道には、他の都府県とはまったく違う際立った特徴を持った固有の自然・生物、アイヌ文化などの優れた北方文化、ニシン漁や石炭、大規模農業など独特の発展をしてきた産業、雪と寒さに彩られた北国ならではの暮らしがあります。
「北海道遺産構想」とは、そうした北海道ならではのまちの宝物(北海道遺産)を探し、守り、磨き、活用する過程でまちの元気や魅力の種を育み、新しい魅力を持った北海道を創造していく運動であり、提案です。
3.世界遺産と北海道遺産のちがいは何ですか?
世界遺産とは、遺跡や景観そして自然など、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて、世界遺産リストに「登録」されたものを指します。これに対して、北海道遺産は「選定」という形をとっています。
平成13年の第1回選定では1万6千通、平成16年の第2回選定では9千通を超える全国の皆さんの応募から、専門家らで構成される北海道遺産選定専門委員会によって選定されました。
4.今後北海道遺産は増えていくのでしょうか?
当面は現在選定されている52件の遺産を全国・世界にPRしたり、それぞれの地域で遺産を活用した地域づくりを進めていく必要があります。
今後の選定については、機運を見極めながら検討していく予定です。
とのことです。