質問2 旧絵鞆小について
①旧絵鞆小体育館棟の存続:絵鞆小学校体育館に関して市は取り壊しを決定していますが、立候補者の立場から「存続可」か「存続不可」かまたその理由を率直に教えてください。
(回答)
・青山候補:体育館棟については、昨年実施した事業者公募において事業者選定に至らず活用の見込みがないこと及び、施設の老朽化に伴う生活環境の悪化を防ぐために存続できませんが、施設解体後の跡地や存続する校舎棟を活用し、敷地に残る縄文・アイヌ文化の保存を図ります。
・川畑候補:造形物としての価値、加えて北海道庁公認のアイヌ民族による史上初の近代教育施設という金字塔、地域住民の地域イベントの最初と最後に「絵鞆小学校校歌斉唱」という事実に敬意を払うことは市政としては当然のこと。
しかしながら、維持費用ということは重くのしかかる問題です。
黒字事業の導入が強く望まれる。
以下、私見ですが、
・今後、ますます注目されるドローンの教習所の検証
市場性:建設・防災・観光・農林漁業・物流での活用、室蘭では大型工作物の品質管理の用途もある。千歳科技大の台頭による工大の苦戦という話題づくりの必要性、工学院や技専の生徒募集の呼び水にもなり得る。人口減少対策の短期対策のムロランキャンパスカードによる割引や卒業単位認定などの連携策も導入させる。
差別化:現状、飛行時間数を稼ぐだけの施設が多い中、複雑な屋内コース、夜間飛行、センサーのみ飛行などの多様な訓練は北日本オンリーワンとなり得る。
・その他の用途として
現在も利用されているスポーツ団体への貸与。
防災関連備品のストック施設。
近隣住民の避難施設。
演劇など市民文化団体への貸与が考えられる。
②マイナス入札
●青山市長候補:なぜ、旧絵鞆小をマイナス入札にしなかったのでしょうか?
●川畑市長候補:絵鞆小2棟の円形校舎がマイナス入札にしない市政運営の姿勢をどう考えますか?立地適正化計画で絵鞆祝津地区が切り離されている現状をどう思いますか?
(回答)
・青山候補:マイナス入札は、市有地を売却する際に、施設解体費が土地価格を上回る場合において、土地利用の促進を図るために実施していますが、校舎・体育館棟敷地は包蔵地であり、土地は売却せずに市が保有し続ける予定のため、マイナス入札の対象とならないことから実施しておりません。
・川畑候補:市民目線から離れている室蘭市政を如実に表している事象。
場当たり的な政策の表れな気がする。
③文化財審議会と絵鞆小
●青山市長候補:議事録を見ると、結論ありきで職員が動く態度だけが見えます。なぜこのような状態を放置してきたのでしょうか。この状態は今後も続くのでしょうか?
●川畑市長候補:以上の経緯と、文化財審議会の議事録を読んで、もし自分が市長であればどのようにしますか?
(回答)
・青山候補:文化財審議会のご意見も伺いながら活用に向けた事業者公募を行いましたが、結果として事業者選定に至らなかったことから、今後の校舎棟の活用及び敷地活用についてご理解をいただくよう丁寧な説明を行います。
・川畑候補:審議会の件は諮問という手続きを踏みましたというアリバイ作に見える。工大教授の辞任も市民には衝撃だった。 絵鞆小だけで言えば上述のような方針に加え、市民アイディアを今一度募りたい。だんパラスキー場の件も同様の気配であり、市政の決定における判断基準を明確化・公開したい。