2016年を振り返って

代表理事の村田です。

今年、2016年もあと僅かになりました。

今年の大きな出来事は、明治以降の森蘭航路が観光で復活しました。サポーターズクラブがお祝いの街歩きを行ったことは、歴史上意味のあることでした。

また、空知、胆振、後志の3振興局が合同で、明治期の炭鉱、鉄道、港のつながりを観光資源にすべくフォーラムを行い、その中で、空知、小樽、室蘭は連携して、この産業革命遺産を「日本遺産」にもっていこうということになりました。

歴史アドバイザーの元日本製鋼所瑞泉閣館長伏木さんが、井上角五郎さんのお孫さんを訪問し、交流を持つことができました。

情報発信では、国土交通省のインバウンド冊子に旧三菱合資会社室蘭出張所が掲載され、日本商工会議所主催の観光ガイドツアーでもルートになりました。

そして、映画「モルエラニの霧の中」第二章写真館の話にて、旧三菱合資会社室蘭出張所が、大杉漣さん、香川京子さん、大塚寧々さん、河合龍之介さんとともに登場!試写会が室蘭、札幌、東京にて行われました。同映画・樹木医の話は、創設理事の西原羊一さんが樹木医のモデルなのですが、西原さんが採集してきた多数の冬虫夏草と、専門本が登場しました。

また、100年ローズが台風にて半分くらい枯れるという残念なこともあり、サポーターズクラブの支援で手当てされました。

101年祭のワークショップでは、とても良いアイデアがたくさん出まして、その成果は、道庁、市観光課、市議会、商工会議所、観光協会等に後援報告という形で提出しました。
このワークショップに参加した、室蘭大谷高校の学生さんチームは、2600案が出されたビジネスプランコンテストでトップ10に入り、2017年はじめに東大でプレゼンを行い、グランプリを競うそうです。

と、いろいろなことがあった1年でしたが、少しずつですが、様々なメディアに取り上げていただき、認知を進めています。

これから少しずつ、補修工事を重ね、文化財になることを目指していきたいと考えております。

今年も大変、お世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。