2017年パブリックコメントをぜひ書きましょう!

こんにちは。

2月3日まで室蘭市は、「室蘭市公共建築物適正化計画」パブリックコメントを受け付けています。
市民から声を出す大切な機会です。

長くなりますが、ぜひご一読ください。

http://www.city.muroran.lg.jp/main/org1600/h28_pubcomme.html

リンク先をご覧ください。

たとえば、「室蘭市公共建築物適正化計画」本編9ページに、旧絵鞆小(円形校舎)について、下記のような記載があります。
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旧絵鞆小学校
耐震性のある教室棟(教育委員会絵鞆庁舎)は存続を検討するが、耐震性のない体育館棟・矩形校舎(普通財産)は今後のあり方を検討
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「今後のあり方を検討」というのは、
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(2)あり方を検討する施設
社会情勢の変化等により、施設の設置当初の目的や意義が薄れた施設、利用者数が少ない施設等については、今後、関係団体等と十分協議を行いながら、施設の存廃について検討します。
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ということで。
体育館棟は「あり方を検討」=「施設の存廃について検討」ということで、現在のところすぐ壊すというわけではなさそうですが、教室棟の「存続を検討」という表現とは明らかに異なります。
旧絵鞆小については、2棟並んで建っていて活用の可能性がある、日本で(おそらく世界で)唯一の円形校舎と思われることから、ぜひ2棟ともの存続を検討していただきたいと考えています。

どう活用するかが問題では、という声もあります。教室棟の屋上からは、白鳥大橋も眺められる素晴らしいロケーションですので、観光振興につながる活用方法があるのではないでしょうか。

また、絵鞆小校舎の下には縄文時代の遺跡もあるほか、絵鞆半島には昔、相当な遺跡があったと聞いています。現在の民俗資料館が建てられる際に、そのような資料館はぜひ絵鞆半島に、という声もあったようです。

縄文文化の展示を充実させた博物館を絵鞆小に作っていただければ、観光振興につながり、遺跡のPRにもなるため、活用法として最適ではないでしょうか。

「存廃について検討」したうえで、存続するか廃止になるか、まだ今後の検討課題ということですが、市民から「活用してほしい」という声がなければ、存続ということにはなりづらいでしょう。

また、室蘭市には、そもそも歴史的建造物の保存活用に関する実効的な条例が無いのですが、これは作り政策的に考えるべきだと思っています。小樽、函館、札幌にはあります。

いま、北海道、日本遺産などの登録が進んでいますが、室蘭の遺産も連動するものです。ですから、将来的に一つの街のやる気の問題ではすまないのではないかとも思います。

SL移設、観光など、総合的なビジョンが見えていないようにも思います。市民からの意見を受け付けています。市、つまり、市長、議員、市職員にアイデアを聞いていただけるチャンスです。

もし、室蘭市へご意見をしていただける方がいらっしゃいましたら、ぜひパブリックコメントとしてご意見をしていただければ、と思います。

もちろん、使わない建物は廃止だ、という意見でも、皆様ご自身のご意見であればいいと思います。

ぜひ、市民意見を室蘭市に出してください。住所地の入力欄もありますが、意見はどこにお住いの方でも提出できます。