2018年3月17日、絵鞆小プロジェクトの講演会とワークショップが行われました。
集まったみなさんから、保存活用へ向けた沢山の意見が寄せられました。
市には、文化財審議会の総意で保存すべきとの議事録を重く受け止め、さらに議会での質問を重く受け止め、市民の資産価値を重視して、対応していただきたいと思います。
この3年間、市は、絵鞆小円形校舎を歴史的建造物と自ら認めながらも、文化財審議会の保存を求める意見を公表することなく、閉校前からの活用を求める署名、多数のパブリックコメントがありながら、耐震を理由に放置し絵鞆小円形校舎を劣化させました。
その上、いまになってから売却又は取り壊し、宅地化を進めるとしか思えない勝手なストーリーによって、補修に高額の負担が必要と議会で質問を受けてから提示し、短期間での入札を提示しているのが現状です。
ただし、耐震は取り壊しが必要なほど深刻でもなく、全体負担額も他の円形校舎での活用例を参考にした程度。
公共財産ですから、市が耐震、補修の必要性をわかっている以上、いますぐに補修、耐震対策をする責務があるはずです。
放置は、明らかに公共の資産を預かる公務員として業務不履行でしょう。劣化させたものを補修する費用は誰が支払うべきでしょうか。
市民に対して責任ある対応が必要だとラボでは考えます。